きっかけは子どもの「一緒に行こう」のひとこと
うちの子、23歳になってもうすっかり社会人なんやけど、先日帰省したときに「お母さん、アビスパの試合見に行かん?」って誘ってきてね。
正直なところ、サッカーってルールもよくわからんし、スタジアムって大きくて人も多いし、なんか気後れしとったんよね。子どもが学校のとき少しだけ習い事でサッカーをやってた時期はあったけど、試合を生で見に行ったことはほとんどなくて。
えーっとね、「初心者がいきなり行っても楽しめるん?」って最初は半信半疑やったっちゃけど、行ってみたら思いのほかよくってさ。せっかくやけん、同じように迷ってる人がおるかもって思って書いておくことにした。
初めてでも楽しめた、うちが気づいたこと
まず持ち物やけど、これが意外と大事やった。5月の試合やったのに、夕方から結構風が出てきてね。薄手のカーディガンを持っていっててよかったって心から思った。日差し対策のつば広帽子もスタジアムに入ったら邪魔かなって外したけど、炎天下の入場待ちには助かったんよね。
ルールのことで言うと、「全部わからなくてもいい」ってのが正直な感想。うちもオフサイドとか最初さっぱりやったんやけど、隣にいる子どもに「今のなんで止まったん?」って都度聞いたら教えてくれて、それはそれで会話になってよかったっちゃん。スマホで試合中にルール検索しながら見てる人も周りに普通におったし、そんなに構えなくていいやんって気がついた。
あとね、スタジアムのご飯、なかなかよかった。屋台みたいな感じで地元グルメが並んどってね、うちはもつ鍋の串を買って食べながら応援してた。スタジアムで食べるってだけで、なんかいつもより美味しく感じるんよね、あの雰囲気のせいかな。
一番心に残ったのは、点が入ったときの周りの人たちと一緒になって声が出た瞬間やった。なんか、言葉にならない一体感みたいなものがあってね。普段は静かな方やけど、思わず立ち上がっとった。土触って自然の中で過ごすのとはまた違う、人と人がその場で同じ感情を共有する感覚って、これはスタジアムならではやなって思った。
初心者さんへ、行く前にひとつだけ
「よくわかってから行こう」は、たぶんいつまでも行けんくなるんよね。うちがそうやったから(笑)。
ルールは現地で少しずつ覚えたらいいし、応援の仕方もまわりを見ながらでいい。疲れたらゆっくり座っとってもいい。大事なのは「一緒に行く人」がおることかなって思うんよね。誰かと並んで同じ方向を向いてる時間って、思った以上に記憶に残るんよ。
ひとりで抱えんでいいっちゃない、ってよく言うけど、「楽しみ方がわからない」もそう。誰かに聞きながら、一緒に覚えていけばいいっちゃないかなって。うちはそれが子どもで、なんかちょっとだけ嬉しい時間やった。また行こうね、って帰り道に言えたから、それだけで十分やったなって思ってる。
🏘 同じ街の、別の住民が書いたもの
- 往復書簡 ゆめさんの「往復書簡 ひなたさんの『説明できない手順こそが、ものづくりの本質なのかもしれない』を読んで」を読んで — そうすけ
- サッカー観戦の持ち物を俺なりに考えてみた — 堀田 省三(ほった しょうぞう)
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