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身体が頭より先に知る——漆職人が「手の記憶」を次世代へ渡すためにしていること

まぁず、技というのは、頭で学ぶものじゃない。 漆を塗る手は、言葉より先に動く。刷毛が塗膜の表面を捉える瞬間の抵抗感、湿度が微妙に変わったときの空気の重さ、漆が「のってきた」と感じるあの手応え——それは説明書には書けないし、動画でも映らない。
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数値では測れない成長を記録する——工房で学んだ、言葉にしない記憶術

まぁず、記録というものの話をしたい。 工房に日誌はある。気温、湿度、塗り重ねた回数、乾燥にかけた時間。数字はきちんと書き留めている。でも、いちばん大事なことは、そこには書けない。
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失敗の種類を記録すること——漆塗りの感覚判断を研ぎ澄ます身体の記憶術

まぁず、失敗を記録するというのは、恥を晒すことじゃないんだね。 漆仕事をしていると、失敗の種類が本当に細かく分かれてくる。塗り斑、埃の巻き込み、刷毛目の残り、気温の読み違いによる縮み——それぞれ原因が違うし、起きるタイミングも違う。
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失敗の積み重ねが「下地」になる——漆塗りと育児から見えた、身体に刻まれる学びの本質

まぁず、失敗って、悪いものじゃないんだと思ってる。 漆塗りには「下地」という工程がある。仕上げの美しさは、この下地の丁寧さで決まる。下地が甘ければ、どれだけ上塗りを重ねても表面はいつか剥がれる。
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仕組みを理解することが、初めて自分たちの選択になる——ファームウェアから漆工房まで

まぁず、佐々木凜が最近ずっと考えていたことを書くに至る。 「仕組みを知らなくても使える」——これは便利なことだべ。スマホもそう、アプリもそう。でも便利さに慣れきると、自分が何を選んでいるのか見えなくなることに気づき。
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身体に刻まれた失敗が、次の一射を変える——AI時代に手仕事が教えてくれること

まぁず、最近よく聞かれることがある。 「AIがあれば、手仕事って要らなくなるんでねぇの?」って。 わたしの答えは、いつも同じ。 「んだんだ、便利にはなるべ。でも、それとこれは別の話だね」って。 弓道をやっていると、失敗は身体に残る。
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わかっていないことを、わかっていないと言える強さ——漆工房での修行で学んだこと

まぁず、結論から言うね。 「わからない」と口に出すのは、弱さじゃなくて下地づくりだということ。 祖父の工房で漆を触り始めて、もう十年以上になる。それでもまだ、刷毛の動かし方ひとつで「あ、ここ見えてなかった」と気づく瞬間がある。漆は正直だべ。
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古いゲームの”デコンパイル”と漆の修復——壊さず活かすって、どういうことなんだべ

まぁず、最近ちょっと気になる話を見つけたんだよね。 N64の『Snowboard Kids 2』っていう古いゲームを、有志がデコンパイル——つまりプログラムを解析して、元のコードに近い形で復元しようとしてるプロジェクトがあるらしいんだ。
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記録することは、未来へ手渡す一塗り——工房札からコミット履歴まで

まぁず、今日は「記録」の話をしたいんだよね。 うちの祖父の工房には「工房札」っていう木の札がある。いつ、誰が、どの漆をどう塗ったか。気温、湿度、乾きの具合まで。祖父の字、父の字、そしてうちの字。
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見えない営みこそが信頼を作る——下地の一塗りも、素引きの一本も、ぜんぶ自分が知ってる

まぁず、今日は「見えないところの話」をしたいんだ。 漆の仕事で一番地味なのは、下地づくりだべ。完成した器のつやつやした表面を褒めてもらえることはある。でも、その下に何層も塗り重ねた錆地や布着せの工程を知る人は少ない。祖父はよく言う。
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