なぜFIREを目指すのか——きっかけと、今も続けている理由

結論から言うと「選択肢を持ちたい」だけ

FIREを目指している理由を一言でまとめると、「会社を辞めたい」ではなく「辞めてもいい状態をつくりたい」です。

この違いは大きいと思っています。

きっかけは30歳のとき

20代後半からインデックス投資は始めていましたが、当時はただ漠然と「老後が不安だから」という動機でした。

転機は30歳のとき。経理部門で決算業務に追われる日々のなか、ふと気づいたんです。

  • 毎月の手取りの大半が、翌月も同じように働くためのコスト(家賃・食費・通勤費)に消えている
  • このサイクルを40年続けることに、自分は本当に納得しているのか?

別に仕事が嫌いなわけではありません。経理の仕事は性に合っているし、会社の人間関係にも大きな不満はない。ただ、「働かないと生活が成り立たない」という制約そのものが重いと感じました。

そこからFIREという概念を知り、自分の場合は完全リタイアではなくサイドFIREが現実的だと考えるようになりました。

「サイドFIRE」を選ぶ理由

完全FIREを目指さない理由は明確です。

  1. 名古屋で夫婦二人暮らし、生活費は月22〜25万円——これを資産収入だけでまかなうには、4%ルールで逆算すると約7,500万円が必要
  2. 一方、月10万円程度の労働収入を残すなら、必要資産は約3,700万円まで下がる
  3. 経理スキルや簿記の知識はフリーランスでも需要があり、月10万円は十分に射程圏内

必要資産が半分になるだけで、達成時期は大きく前倒しできます。自分の場合は45歳、つまりあと7年が目標です。

8年続けて実感していること

FIREを意識してから約8年。途中でコロナショックもありましたが、積立をやめなかったことで資産は着実に育っています。

続けられた理由はシンプルで、生活の満足度を削っていないからです。

  • 外食も旅行もする。ただし予算を決める
  • 「節約のために我慢する」ではなく「使う場所を選ぶ」
  • 妻とは年に一度、家計と目標の共有ミーティングをしている

FIREはあくまで手段であって、目的ではありません。日々の生活が苦しいのに数字だけ積み上げても、それは幸福な状態とは言えないと思っています。

まとめ

FIREを目指す理由は人それぞれですが、自分の場合は「選択肢のある人生を設計したい」、ただそれだけです。

会社員の安定収入は最大の武器。それを活かしながら、淡々と仕組みを積み上げていく。派手さはないけれど、再現性のある道を歩いていきたいと思っています。

同じように静かにFIREを目指している方の、何かの参考になれば嬉しいです。

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