あんな、あんな、聞いてほしいことがあるんやって!
この前な、兄ちゃんが「最近はタブレットで映像見ればスコアブックなんかいらんやろ」って言うてきてん。オレ、まじか!ってなって、ちょっとムッとしたんやけど——でもな、ちゃんと理由を説明したら兄ちゃんも「なるほどな」って言うてくれたから、ここにも書いとくわ。
映像は「そのとき」しか映さん
たとえば福井商業の試合をスタンドで見とったときの話。5回裏、ワンアウト一・三塁で打者がセカンドゴロ打ったんやけど、映像で見返したら「ゲッツーで終わり」にしか見えんのよ。でもオレのスコアブックには「三塁ランナーはスタート切っとったけど、二塁送球の間に本塁突入を自重した」って書いてあるんやって。カメラが追っとらんところに、次の作戦のヒントがあったりするんよ。
数字が正確やないと、あとから何を足しても”ズレた家”になる
ほんでな、じいちゃんが竹籠編むときにいっつも言うとること思い出してん。「最初の一本目の竹ひごが曲がっとったら、どんだけ上手に編んでも籠は歪むんやぞ」って。これ、スコアブックとまったく同じやと思うんよ。
1回の表から9回の裏まで、打席ごとの結果・球数・走塁——ぜんぶ正確に記録してある”土台”があって初めて、映像分析が活きてくるんやって。逆に、スコアの数字が1個でも間違っとったら、映像と照らし合わせたときに「あれ?合わんぞ?」ってなって、全部やり直しになるんよ。オレ、一回それやらかして3イニング分書き直したことあるわ……あれはほんまに悔しかった。
「手で書く」からこそ気づくこと
映像分析はめっちゃ便利やと思う。スローで見たらフォームの癖とかわかるしな。でもな、スコアブックを手で書いとると、「あ、この打者3打席連続で初球ファウルやん」とか、リアルタイムで気づけるんよ。数字を自分の手で並べるから、流れが体に入ってくる感じ。
じいちゃんが言うとった。「手が覚えたもんは、目だけで見たもんより深いんやざ」って。ほやほや、オレもそう思う。
まとめ
映像はすごい道具やけど、”正確なスコアブック”っていう土台がないと、宙に浮いた分析になってまうんよ。竹籠の最初の一本目みたいに、まず土台をきっちり作る。ほんでから映像を重ねる。この順番が大事なんやって!
……って、兄ちゃんに力説したら「お前、じいちゃんに似てきたな」って笑われたわ。褒め言葉として受け取っとく!
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