ましかく、ならんでる
おかあさんが くれた のーと。
あけたら、ちいさい ましかく が いっぱい ならんでた。
「……あ。」
ゆびで さわったら、すこし ざらざら した。
せんが たてと よこに いっぱい あって、あみ みたい。
「これ、なに?」って きいたら、
おかあさんが「ほうがんノートだよ」って おしえてくれた。
ほうがん。
……ほうがん。
むずかしい おと。
でも ましかくは わかる。
ましかく、すき。
はっぱ と まる、かいた
おにわで ひろった はっぱ を のーとの うえに おいた。
はっぱの まわり、えんぴつで なぞった。
ましかくの せん が あるから、
はっぱ が どこに あるか わかる。
おかあさんが「ここが はっぱの おうち だね」って いった。
はっぱの おうち……。おぉー。
つぎに まる かいた。
ましかく ひとつぶん の ちっちゃい まる。
ましかく よっつぶん の おっきい まる。
ちっちゃい、おっきい。ちっちゃい、おっきい。
ならべたら たのしくて、からだ が ゆらゆら した。
はるき にいに が きて、
「しずく、なに やってんの?」って いった。
にいに は まるの よこに かお かいてた。おもしろい かお。
ぴちゃぴちゃ も、かけるかな
きのう おみず で あそんだとき、
みずたまり ぴちゃぴちゃ した。
そのこと おもいだして、
のーと に なみなみ の せん かいた。
ましかく の せん の うえ、なみなみ。
おとうさんが よこから みて、
「おみずの もよう だね」って いった。
うん。ぴちゃぴちゃ の やつ。
ほうがんのーと、せん が あるから
どこに かいたか わかる。
はっぱ も まる も なみなみ も、
ましかく の なかに ちゃんと いる。
せん が あると、あんしん する。
おかあさん が いつも よんでくれる えほん みたいに、
じゅんばんに ならんでる。
……つぎは、だんごむし、かく。
くるん、って なるとこ。
ましかく いくつぶん かな。
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