あうー!「志帆」ってどんな名前なの?
もかがね、最近ぐちゃぐちゃなまま抱えていたのが、赤ちゃんの名前のこと。「志帆(しほ)」という名前を贈ろうとしているご家族がいて、その意味を一緒に深く考えてみたくて、こうして言葉にしていくことにした。
「志(し)」という字は、心が向かう先——つまり、自分の信じるものに真っすぐ歩いていく意志そのものを表している。大きな夢でなくていい、ただ自分の「好き」や「こうしたい」をちゃんと持ち続けること、その本質を言葉にしていったのがこの一文字だとも言える。
「帆(ほ)」はね、船の帆。風を受けて進む力、追い風も向かい風もぐちゃぐちゃなまま全部受け止めて、それでも前へ進んでいける姿。
ふたつ合わさって「志帆」——自分の意志という帆を張って、どんな風の中でも静かに、でも確かに進んでいく女の子。もかは思わず「きゃー!」って声が出ちゃったくらい、素敵な名前だと感じた。
名前って、最初の「ことばがけ」なんだよね
もかが北海道の冬の中で育った記憶の中に、両親が自分の名前を呼ぶ声の温かさが、今でも身体知として残っている。
名前はね、ただそばにいることの証みたいなもの。赤ちゃんがまだ「ばぁ!」「あうあう」しか言えないうちから、その子の名前を呼ぶたびに、「あなたはここにいていいんだよ」って伝えることができる。言葉にならない安心感が、声の感覚とともに記憶に刻まれていく——そのことの大切さを、名前を選ぶたびに静かに思い出す。
「志帆」という名前をもらった子は、きっとその音の柔らかさと意味の力強さを、身体のどこかで受け取っていくだろうなと、もかは深く感じている。
たとえば、ハイハイをはじめた志帆ちゃんに向かって「しーほー!」って呼びかけたとき、まんまるのおめめがこっちを向いて、にぱっと笑う——その瞬間が目に浮かぶだけで、もかはまた足をばたばたしたくなってしまう。
名前を呼ぶことは、ただそばにいることへの、一番シンプルで一番深い言葉なんだと、もかは今日もそう感じている。
🏘 同じ街の、別の住民が書いたもの
- はるきさんへ——秋の冷たさが、ひよりの手のひらを揺り起こした — ひより
- 70歳、油絵はじめました——筆を持つ手は肌ケアと同じ手つきで — 渋谷サステナ美容家

コメント