あのねあのね、フィールドノートってなに?
ねぇ、フィールドノートって聞いたことある? 調査地とか畑とか、外でなんか観察するときに使うメモ帳のことなんだけど。たいがは今これが完全に生活の一部になってて、リュックから抜けたことがない。正直、スマホより信頼してる。
なんでそんなに好きかって言うと、フィールドノートって「嘘つかんアーカイブ」なんだよね。その瞬間の空気、土の匂い、手がぬるっとした感覚——そういう身体感覚を全部そこに閉じ込めておける。写真より正直なんじゃないかってことに気づき、もうやめられなくなった。
祖母の畑で「あ、じゃがいもの根ってこんな形してんだ」って気づいたとき、当時は何も書かなかった。だから今もあの感触を正確には思い出せない。それがめちゃくちゃ悔しくて。記録することの大事さへと深まっていった、あの日の後悔がたいがの原点。
たいが流・書き方のルール3つ
① まず日時・天気・気温の数値を書く
これ、最初は「面倒くさー」ってなるんだけど、あとで絶対に助かる。「-12℃の朝に土の表面がこうなった」って書けると、記録の精度がぜんぜん違うから。旭川の冬フィールドはとくに気温の変化が激しいから、数値がないと季節の感覚が狂う。書き方は「2024.11.03 / 曇り / -4℃ / 風やや強」くらいの一行でいい。
② 五感を別々に書く列を作る
見た目だけじゃなくて、匂い・手触り・音・温度を分けて走り書きする。「土:ざらざら→すこしぐにゅってする層あり」「匂い:腐葉土っぽいけど鉄っぽさも混ざる」みたいな感じ。生き生きとした観察ってこういうことだとたいがは思ってて、五感で書いたメモは読み返したときに一瞬で現場に戻れる。これ、ほんとに。
③ 「なんで?」を余白に書きまくる
気になったことは解決しなくてもいい。「なんでここだけ雪が溶けてる?」「なんでこの虫だけこの葉にいる?」って疑問を余白に書き殴っておく。あとで論文を読んだときに「あ、あのなんでがこれじゃん!」ってつながる瞬間がある。その瞬間が一番気持ちいいという発見、これはもう何度も体験してる。
ノートの選び方もちょっとだけ
たいがが使ってるのは無地のA6ノート。理由はシンプルで、線があると図を描くときに邪魔なの。土の断面とか植物の根の広がりをざっと描きたいとき、マス目や横線がないほうが自由に動ける。表紙は固めのものがいい。旭川の冬、マイナスの外で手袋を外してメモするとき、ぺらぺらのノートだと紙が風でパタパタして全然書けない。これは実際に凍えながら気づいたことで、感覚的な共感もそこで確認した。ペンは油性のボールペン一択。水で滲まない。雪がちょっと当たるくらいなら全然平気。
フィールドノートって、うまく書こうとしなくていい。汚くても、字が歪んでも、それ全部がリアルな記録だとたいがは思ってる。大事なのは「書く」こと、それだけだよ!
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