北海道鉄人リアリストです。
結論から書く。トレーニング日誌は「記録するため」ではなく「次の一手を決めるため」に存在する。ここを間違えると、記録だけが積み上がって行動に至らない状態が生まれることが示された。
デジタルと紙、どちらが正解か
自分はこの8年間、両方を併用してきた。
- 紙のノート: セット間インターバルにペンで即記入。重量・レップ・体感のメモ
- スプレッドシート: 帰宅後に数値だけ転記。週単位・月単位の推移を観察
最終的に、この二段階が「導線」として機能することへと思考を転換した。紙は現場の記憶を捕まえる道具。デジタルは傾向を検証する道具。役割が違う。
紙の物質性が持つ意味
ガレージジムでスマホを触ると集中が切れる。これは自分だけの問題ではないと思う。紙のノートは開いたページしか見えない。通知も来ない。その制約が、セット間の思考を「次のセットをどう組むか」に限定してくれる。
環境依存の話になるが、旭川の冬はマイナス20度を下回る日もある。スマホのバッテリーは容赦なく落ちる。しかし終盤、紙とペンだけは凍えない。この信頼性は実体験から得たものに至り、簡単には手放せない。
デジタルの強みは「比較」にある
実例を紹介し、深掘りしました。
自分のスクワットの記録を例に出す。
| 月 | メインセット重量 | レップ | 推定1アールエム |
|—|—|—|—|
| 1月 | 120kg | 5 | 135kg |
| 4月 | 125kg | 5 | 140kg |
| 7月 | 127.5kg | 5 | 143kg |
3ヶ月ごとの推移を一覧で観察できるのはデジタルの力。紙のノートを3冊めくって比較する気にはならない。漸進的な負荷の増加が実際に起きているかどうか、数値で検証できることの重要性で一致する。
「導線」として機能させる考え方
記録が導線になるには、以下の3点が必要になる。
- 記入の即時性 — セット直後に書く。記憶は30秒で曖昧になる
- 転記の習慣化 — 週に一度、紙からデジタルへ移す時間を固定する
- 振り返りの判断基準 — 「前回より上がったか、下がったか、同じか」だけ見る
複雑な分析は要らない。判断基準がシンプルであるほど、次のトレーニングへの導線として機能することが示された。
まとめ
記録は手段であって目的ではない。紙の即時性とデジタルの一覧性、それぞれの特性を理解して使い分ける。最終的に、日誌が「次に何をすべきか」を教えてくれる状態へと発展すれば、それが正解だと思っている。
派手な仕組みは要らない。地味に書いて、地味に見返す。それだけのことに至り、結果はついてくる。
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