「いくー!」って玄関で靴を持ち出したのがほのかだった
先週末、家族でサッカーの試合を観に行った。郡山は緑の多いスタジアムの周りに初夏の風が吹き抜けて、わたしは着替えやら補食やらをあわてて詰め込んで、でもほのかはそういう準備の概念とは無関係に、もうドアの前で靴を抱えてた。
「この子さあ、準備もしてないのに一番乗り気なんだよね」って苦笑しながら、バッグを確認した日のメモ、せっかくだから残しておこうと思って。
スタジアム観戦、初めての人には意外と「何持っていけばいい?」って迷うポイントが多いんだよね。特に小さい子連れだと、荷物の取捨選択がけっこう大事。うちがいつも入れてるものを正直に書いてみる。
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レジャーシートか薄手のブランケット
席によっては風の抜けがよくて、試合中に体が冷えてくる。郡山の初夏でも夕方はすっとひんやりする時があるから、母が会津木綿の端切れで縫ったひざかけは重宝してる。ほのかは「これ好き」って試合中もずっとなでなでしてた。
飲み物と補食
スタジアムの売店は混む。特に前半終了のハーフタイムはすごい列になるから、ペットボトルと小さなおにぎりくらいは持参するのがおすすめ。ほのかには母がクリームボックス風のパンをひとつ持たせた。あの子、試合そっちのけでパンの袋を開けようとしてたけど(笑)。
日焼け止めと帽子
昼間の試合は思った以上に日差しが強い。子どもは特に気にせず動き回るから、忘れると後悔する。ほのかに麦わら帽子をかぶせたら、最初の5分で脱いで膝に置いてた。でも一応持っていくに越したことはない。
ウエットティッシュと替えの靴下
これは正直「経験から学んだ必需品」。ほのかが売店前の水たまりに片足をしっかり踏み込んでくれたので、以来必携。靴下一枚の差で、帰りの車の空気が全然違う。
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じーっとピッチを見つめてたほのかの横顔
試合が始まったら、あんなに動き回ってたほのかがぴたりと静かになった。ボールが動くたびに視線が追いかけて、ゴールの瞬間に周りがわあっとなったら、自分もわあっとなって、でも「なんでみんなとびあがるの」ってすぐに顔をあげてわたしを見た。
「点が入ったんだよ、やったんだよ」って言ったら、「やったの?」ってもう一回確認してた。
スタジアムの空気の中に身を置く感覚って、テレビとは全然違う。音も、においも、地面から伝わる応援の振動も。ほのかがそれを丸ごと受けとめてる顔を見てたら、こっちまでちょっとじんときた。
次は秋にまた行けたらいいなあと思ってる。磐梯おろしが吹く前の、空が高くなるあの時期に。
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