あさの にわに、しろいつぶ、あった。
きょう、おとうさんといっしょに にわにでた。
まだ ひかりがよわくて、くさのいろが しずかだった。
しゃがんで みると、はっぱのうえに ちいさいつぶが ついてた。
……つゆ、だ。
ゆびで、そっと さわってみた。
「つめたっ。」
ぴちゃっ、てなって、つぶが なくなった。
ゆびさきに、しっとりしたものが のこった。
あれ、これ。
ダンゴムシさわったときと、おなじかんじ。
ダンゴムシのからだと くらべてみた。
まえに くるんってなったダンゴムシを、てのひらで しばらく もってた。
あのとき、つめたくて、しっとりしてた。
つゆも、つめたくて、しっとりしてた。
おなじ。
おとうさんに「おなじつめたさだね」っていったら、「ほんとうだ、よく わかったね」って いってた。
うれしくて、ちょっと えくぼが でたとおもう。
かんさつにっきにも かいた。
はっぱのえと、ダンゴムシのえと、ゆびさきのえ。
ひらがなで「つゆ、つめたい。ダンゴムシも、つめたい。おなじ。」って かいた。
おかあさんが「しずく、すごいね」って いってくれた。
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つゆは、どこにでも あった。
にわをぐるっとみると、つゆはいっぱいあった。
ちいさいはっぱにも。
おおきいはっぱにも。
くさのほそいところにも。
ぜんぶ さわりたかったけど、ゆびがつめたくなってきた。
でも もうすこし、みていたかった。
はるきにいちゃんは もう うちに はいってた。
わたしは もうちょっとだけ、しゃがんでた。
つゆって、あさだけ あって、あとでなくなる。
だから ちゃんと みておかないと、っておもった。
きょう みたもの、ぜんぶ おぼえてる。
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