ねーねー!油絵ってあのぬるぬるしたやつだよ!
油絵、やってみたの。
キャンバスの前に立った瞬間、もうたまんなかった。
絵の具がどろどろしてるの。
チューブからにゅっと出すと、重くて、つやつやしてて。
砂場の泥より密度ある感じ。
ゆうきの手がもうむずむずしてきた。
準備するもの、まずこれ!
- 油絵の具(チタニウムホワイト・バーントシエナあたりから)
- 豚毛の筆(かたくてがしがし使える)
- キャンバス(F6号くらいが最初にちょうどいいよ)
- 溶き油(ペインティングオイル)
- ペインティングナイフ(あると楽しさ倍増)
ペインティングナイフ、これがすごい。
ぱちんってキャンバスに広げると、ざらっとした質感がそのまま残るの。
筆じゃ出ない感触。身体で確かめて初めてわかるやつ。
「描く順番」って最初わかんなかったけど!
んーーー、最初に何から始めるか迷うよね。
ゆうきも固まった。
でも、やってみたら簡単な流れがあったの。
①まずキャンバスに下地を塗る
アクリル絵の具で薄く塗っておくと、油絵の具がのりやすくなるの。
乾くの早いから便利。これ大事!
②「ファット・オーバー・リーン」を守る
これ最初聞いたとき「えーなにそれ!」ってなった。
でもシンプル。
最初は溶き油を少なく(リーン=薄め)。
重ねるにつれて油を多く(ファット=脂っこく)。
守らないとひびが入るんだって。
③暗い色から先に置く
全体を暗めに塗ってから、明るいところをぽんぽん乗せる。
光が浮かび上がる感じ、すごいよ!
④乾燥に数日かける
これが油絵の面白さで、むずかしさ。
乾かないと次が塗れない。
でも逆に言うと、乾く前なら何度でも描き直せる。
壊れたら作り直す、が普通にできるの。
岩手の冬に油絵ってめちゃくちゃ合うんだべ
盛岡の冬って、外はしばれる(※凍りつく)から。
窓の外に雪景色があって、室内でどろどろした絵の具を混ぜてると。
あったかくて、ぽってりしてて、なんか最高なの。
ゆうきが最初に描いたの、北上川沿いの枯れ木。
茶色と灰色と、ほんのちょっとのオレンジ。
うまくない。ぜんぜんうまくない。
でもペインティングナイフでがしっと盛り上げた幹の質感が、指で触ったら本当にごつごつしてて。
うれしくて『やったー!』ってなった。
絵が上手じゃなくていいの。
手で、目で、においで(油絵の具のにおいが独特でたまらない)感じること。
それが全部、油絵にはある。
まずチューブを一本、にゅっと出してみて!
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