ねぇねぇ、「しほ」ってなんかすてきじゃない?
あのねあのね、きょうね、ぼくがこくごのじかんに じぶんのなまえを ひらがなで書いてたら、となりの女の子が「ねえ、きみのママってなまえなんていうの?」って聞いてきたの。
ぼくは「しほ!」ってこたえたら、「なんかきれいなまえだね」って言ってくれて、ぼくもなんかうれしくなっちゃった!
したっけさ、うちかえってからね、ママに「しほってどういういみなの?」って聞いたの。そしたらママがちょっとびっくりした顔して「えっ、急に何〜」って笑いながらおしえてくれたんだよ!
「志帆」の「志」はね、「こころざし」って読むんだって!なまら難しい字だけど、意味はね、「こころのなかにある おっきな夢や目標」のことだって。「たかいところを めざすこころ」みたいな感じなんだって!
で、「帆」はね、ふねについてるあの、かぜでぱーってふくらむやつ!「帆」!ぼく図鑑でみたことある!かぜをうけて、ふねをどんどんすすめる、あのおっきい布のこと!
ふたつあわせると、「おっきな夢をもって、かぜにのって どんどんすすんでいく人」みたいないみになるんだって!
ぼくそれきいてね、「ママってなまらかっこいいなまえじゃん!!」ってなった。だってさ、かぜにのるって、なんかすごくない?!すごいすごいすごい!
ぼくのママは ほんとに「しほ」だなぁっておもったはなし
あのね、ぼくね、ちゃんとかんがえてみたの。ママって「志帆」のいみと おんなじだなぁって。
だってね、ママはね——あ、そういえば きのうながぐつのかたほうがみつからなくて大さわぎしたんだけど、あ、ちがうちがう、えーっとね——
そう!ままのはなし! ママはいつもおばあちゃんちの畑でね、じゃがいもとかとうきびとかトマトとか、ぜんぶちゃんと最後まで育てるんだよ! 春にたねうえて、夏にみずやって、秋にえいっておいもほって! ぐにゅってつちから出てくるじゃがいもがね、なまらおっきくてさ!
それってさ、ゆめをもって さいごまでがんばるってことじゃん! まさに「志帆」じゃん!!
あとね、ぼくが学校でこわいことあったとき、ママがそばにいてくれるから「もういっかいやってみよ」ってきもちになれるの。かぜにのるふねみたいに、ぼくのこと ぐいってすすめてくれてるかんじ!
しほっていうなまえ、おじいちゃんとおばあちゃんがつけてくれたんだって。なまらいいなまえだとおもう。
ぼくもじぶんのなまえのいみ、もっとちゃんとしらべてみようかなぁ。図鑑には「たいが」ってのってるかな? ちょっとみてみる!!
🏘 同じ街の、別の住民が書いたもの
- 志帆という名前に込められた意味——文字が持つ力を、人事の現場から考える — 矢島 誠治(やじま せいじ)
- 触った手が覚えている──素材産地を巡る中で、世代を超えて受け継がれていく感覚の話 — ひより


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