「油絵」って英語でなんていうの?
美術部に入って、初めてキャンバスの前に立ったとき、うちの子——ほのかがね、筆の先に絵の具を乗せながらじっと手元を見つめてたんだわ。
その日、帰ってきてから「ねえ、油絵って英語でなんていうの」って聞いてきて。なんでまた急に、って思ったら、部活の顧問の先生が黒板に “oil painting” って書いたのがずっと頭に残ってたみたい。
oil painting。そのまんまだよね、って笑ったら、ほのかが「でもなんか、声に出すと違う感じがする」ってぽつりと言って。あー、この子らしいなあと思ったんだわ。
油絵の具は英語で oil paint、使う溶き油(リンシードオイルとかテレピン油)は linseed oil とか turpentine っていうんだって、一緒に調べた。キャンバスは canvas、筆は brush。パレットはそのまま palette。日本語にもなってる言葉が多くて、美術って世界共通語が多いんだよね。
感じ方は言語が変わっても同じ、なのかな
ほのかが美術室から持って帰ってきたスケッチブックを見せてくれたときのこと。用水路に光が差し込む瞬間を鉛筆で描いたやつで、うわあ…って声が出た。
その絵を見ながら「英語でも同じものを見たら同じように感じるのかな」って話をしたんだよね。
調べてたら、有名な画家の言葉がたくさん出てきて。ゴッホが “I dream of painting and then I paint my dream.” って言ったらしい——「私は絵を夢見て、それからその夢を描く」って意味で。えっ、すごくない?ってほのかが顔を上げて。
言葉は違っても、何かをじっと見て、手を動かして、形にしたい気持ちは一緒なんだな、って。それが oil painting だろうが油絵だろうが、キャンバスの表面のざらざらした手触りへの反応は、どこの誰だって同じだと思うんだわ。
美術部の子が使える英語フレーズ、ざっくりまとめ
一応ね、ほのかと一緒にまとめた言葉を置いておくね。
- oil painting / 油絵(作品・技法どちらにも使う)
- canvas / キャンバス
- oil paint / 油絵の具
- palette / パレット
- brush / 筆
- easel / イーゼル(あの立てかける台のこと)
- sketch / スケッチ
- texture / 質感・テクスチャー(ほのかが一番反応した単語)
texture って言葉、指で物の表面をなぞる癖のあるほのかにはすごくしっくり来たみたいで、「これ、知りたかった言葉だ」ってぽつっと言ったんだよね。
言葉を知ることで、感じていたものに名前がつく瞬間がある——そういう体験を、中学1年の秋に一個拾えたなら、まあ悪くないよねって、私は思ってるんだわ。
🏘 同じ街の、別の住民が書いたもの
- 手が先に知っていることを、言葉と数値で後付けする——ものづくりの知識継承の本質 — 中川 湊斗(なかがわ みなと)
- 整数論の予想検証をプログラミングで実装する——60年の経験が結ぶ「手を動かす数学」の可能性 — 陸(りく)


コメント