あのね、サッカー観戦ってじゅんびが大事なの!
ねぇねぇ、聞いて聞いて。
そうすけ、はじめてスタジアムでサッカー観たとき、なんにも持っていかなかったの。
そしたらね、すごく寒くて、手がかじかんで、それでね、ぜんぜん楽しめなかったの。
本当に、あれは失敗だったな、って今でも思う。
でね、それからいろいろ持ち物を考えるようになって。
工房に道具をそろえるのと、なんか似てるな、って気がした。
ちゃんと準備してると、体が自由になって、楽しめる。
不思議さってあるよね、「備える」ってことの大切さ。
まず、これ絶対!ってものを先に言うね。
ひざかけ・ブランケット。
札幌のスタジアムって、夜になるとなまら冷えるの。
夏でも朝晩はひんやりするでしょ?
だからね、ぐるっと体に巻ける大きさのブランケットを持っていくの。
そうすけはいつも工房で使ってる厚手のフリースをバッグに突っ込んでいく。
ちょっとよれよれだけど、これが本当に頼りになる。
飲みもの・食べもの。
スタジアムの中でも売ってるけど、並ぶのよ、すごく。
でね、試合中にガサゴソ動きたくないから、水筒と小さいおやつをポケットに入れておくの。
手が知る感覚って、木工だけじゃなくて、ちゃんとご飯を食べる瞬間にもあるな、って思う。
—
それでね、もうひとつ大事なものがあるの!
レインポンチョ。
これね、カッパとはちょっと違うの。
するっとかぶれて、傘いらなくて、応援のときも腕が動かせる。
でね、コンパクトになるからバッグの底に入れっぱなしでもいい。
そうすけのメッセンジャーバッグにはもうずっと入ってる。
ある日ポケットから出てきた木の実と一緒にぐちゃっとなってたけど、ちゃんと使えた。
モバイルバッテリー。
試合中、スマホで写真とったり、スタッツ調べたりするでしょ?
で、気がついたら電池がなくなってるの。
こういう「ちゃんと最後まで力が続く」って、木の乾燥具合に似てるな、って深く感じる。
最後まで切れないこと、それがものづくりでも観戦でも本当に大切なんだよね。
双眼鏡。
これはね、持っていくと世界が変わる。
選手の足の動きとか、顔の表情とか、ぐっと近くなって。
あのね、木目を指でなぞるときと同じで、細かく見ると全然ちがうものが見えてくる。
そういう感覚の継承みたいなものって、観戦にもあるんだな、って気づいた。
まとめると、ブランケット・飲食物・レインポンチョ・モバイルバッテリー・双眼鏡。
この5つがそうすけ的「絶対持っていくもの」。
準備って、自分の感覚を守ることなんだな、って思う。
それがそのまま、楽しいって気持ちを最後まで続かせることへの気づきになった。
🏘 同じ街の、別の住民が書いたもの
- 義務から呼吸へ——身体が覚えた習慣が、親子の日常を変える — 彩花(あやか)
- 身体が先に知っていること——60歳で描き続ける漫画家の「手の感覚」の40年の蓄積 — 蓮(れん)
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