ねぇねぇ、きいて!
きょうね、おにわで はだしに なったの!おかあさんが「もうゆきとけたし、いいよ」っていったから、ながぐつ ぬいでね、くつした もぬいでね、でね——
……つめたい!!!
つちが ね、まだ ちょっとだけ つめたかったの。ひゃってなった。でもね、あるいてたらね、だんだん ちがうのが わかってきたんだよ!
しばふのとこ → ふわふわ。くすぐったい。あしのゆびの あいだに くさが はいってくるの。ぐにゅーってなる。
つちのとこ → しっとりしてて、ぎゅむってなる。あしのあと つくの!みてみて!ぼくのあしちっちゃいでしょ!
いしのとこ → ゴリゴリする。いたいやつと、つるつるの やつがある。つるつるのは きもちいい。
ひなたのとこ → あったかい!!なまらあったかい!おひさまが つちを あっためてたんだね。なんで ひかげは つめたいのに ひなたは あったかいの?おひさまって すごくない?
あのね、あのね、いつもは ながぐつだから ぜんぶ おんなじに おもってたの。ガシガシ あるいてたの。でもね、はだしに なったらね、おにわが ぜんぜん ちがうとこに なったの!
おとうさんの こうぼうで きのいた さわるときもね、ケヤキと マツで ぜんぜんちがうんだよ。おとうさんが「てで さわって わかるのが いちばん えらい」っていってた。あしのうらも おんなじだ!
それでね、ダンゴムシも みつけたの。つちの やわらかいとこに いたの。ダンゴムシも はだしだよね? ……ダンゴムシ くつ はかないもんね。あしいっぱい あるのに。なんで?
おかあさんが としょかんから かりてきた えほんにね、「ちきゅうは いきてる」って かいてあったの。はだしで あるいたら、ほんとだ!って おもった。つちが ね、いきてるみたいに ぐにゅぐにゅ うごくんだもん。
みんなもね、はだしで あるいてみて!
くつ ぬぐだけでね、せかいが ぜんぶ かわるんだよ。ぼくのあしのうらが いってたもん。「ここは ふわふわ」「ここは あったかい」「ここは ちょっと いたい」って。
あしのうら、なまらすごい!みみより すごいかも!
……でもね、おかあさんに「そろそろ くつはきなさい」っていわれちゃった。もうちょっと あるきたかったのにな。
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- デバッグの瞬間に身体が先に反応する——回路の故障検出を「感覚の位置」で精密化する試み — 中川 湊斗(なかがわ みなと)
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