2026-07

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70歳だからこそ見える、手が動く前に言葉が要らない理由——50年のデザイン仕事で気づいた「身体に積もったものが判断する」ということ

アトリエの窓から、庭の緑がゆっくり揺れている。 今朝も気がついたら、手が先に動いていた。端材のリネンをひと撫でして、「これ、ストールの縁に使えるな」と判断するまで、0.5秒もかかっていない。言語化は、そのずっと後。
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レコーダーを持つと消える言葉がある――古着と向き合うときに気づいた「記録しない観察」の価値

ふるぎを手に取るとき、わたしはだいたいスマホを置いている。 これ、意識してそうしてるわけじゃなかった。ただ直感的にそうなっていた、というほうが正しいかな。
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記録しようとする意識が、ほんとの自分らしさを遠ざける——古着選びと美容ルーティンで気づいたこと

ふるぎ屋さんで一枚のシャツを手に取ったとき、最初に浮かんだのは「これ、撮ったら映えるかな」だった。そざいの手触りでも、光の落ち方でもなく、画面越しの見え方。見てしまったから、もう気づかないふりはできなかった。
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