古着をアップサイクルする前に知っておきたい「本当に必要か」を判断する3つの視点

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つくる前に、一回だけ立ち止まってみる話

古着リメイクとかアップサイクルって、やってるとほんとに楽しい。古いシャツの襟をばらして、別の布と合わせて、まったく新しいものに変わっていくあの感覚。色と色がぶつかって、思ってもなかった質感が生まれる瞬間は、何回やっても飽きない。

でもね、最近ちょっと思うことがあって。

「これ、本当につくる必要あった?」って、完成したあとにふと我に返る瞬間がある。棚の上に並んだリメイクアクセサリー、かわいい。かわいいんだけど、つけてないやつ、ある。正直に言うと、ある。

アップサイクル=善、みたいな空気がなんとなくあるけど、つくること自体が目的になってしまうと、それって結局モノを増やしてるだけなんじゃないかな。エシカルの皮をかぶった衝動買いというか……自分で自分にツッコミ入れたくなる瞬間。

だから今日は、わたしが最近意識してる「つくる前に考える3つの視点」について書いてみるね。偉そうなことを言いたいわけじゃなくて、これは完全に自分への戒めの記録。

ひとつめ。「それ、誰が使うの?」って自分に聞く。

つくりたい気持ちが先走ると、完成品の行き先を考えないまま手を動かしちゃうことがある。でも、使い手の顔が浮かばないものは、高確率でクローゼットの奥に沈んでいく。自分が使うのか、誰かにあげるのか、売るのか。そこがぼんやりしてるときは、まだ手を動かすタイミングじゃないのかもしれない。

わたしの場合、最近は「3日後にもまだつくりたいと思ってたら着手する」っていうマイルールをつくった。衝動って、だいたい72時間で落ち着くらしいよ。らしい、っていうのは体感でもわりとそうだから。

ふたつめ。「素材として見たとき、この古着はまだ”服”として生きられない?」を考える。

リメイクに使おうとしてるその服、ほんとにもう服としての寿命が終わってる?ちょっと毛玉を取って、ボタンを付け替えたら、まだ普通に着られるんじゃない?——っていう問いかけ。

解体するのは一瞬だけど、一着の服がそのまま着られる状態を保ってるなら、それが一番ロスの少ない選択だったりする。わたしも以前、まだまだ着られるリネンのシャツをハサミ入れて、あとから「あれ、普通に夏に着ればよかったな」って後悔したことがある。あのリネンの、くたっとした光の透け感、もう戻ってこないんだよね。

みっつめ。「”つくる楽しさ”を免罪符にしてないか」を疑う。

これが一番耳が痛いやつ。ものづくりって、やってる最中はすごく満たされる。手を動かしてる時間そのものが癒しになるし、完成したときの達成感もある。でも、その気持ちよさに甘えて「アップサイクルだからOK」って思考停止してたら、それはただの消費の形を変えただけかもしれない。

べつに、楽しいからつくる、でいいと思う。全部に意味を求めなくてもいい。ただ、「エコだから正しい」っていうラベルを自分に貼って安心するのは、ちょっと違うかなって。

……と、ここまで書いて、めちゃくちゃ自分に刺さってる。完璧にできてるわけがないし、来週にはまた衝動でハサミ持ってるかもしれない。でも、こうやって一回言語化しておくと、次に手が伸びたとき、ほんの一拍だけ考える余白ができる気がするんだよね。

つくることは好き。それは変わらない。ただ、好きだからこそ、雑に扱いたくないなって思う。素材にも、自分の時間にも。

ちょっとだけマシな選択を積み重ねていく、その途中の話でした。

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