古着をリメイクする前に知っておきたい「本当に必要な服」の見分け方

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リメイクって楽しい。古着屋で見つけたシャツの襟を切り落として、袖にステッチ入れて、自分だけの一着に変えていくあの時間。手を動かしてるとき、頭の中がすーっと静かになる感覚が好きで、気づいたらもう5年くらい続けてる。

でもね、最近ふと思ったの。

「わたし、リメイクすること自体が目的になってない?」って。

クローゼットを開けたら、リメイク済みの服がじわじわ増えてた。どれも手をかけた分だけ愛着はあるんだけど、実際に着てるのは半分くらい。残りはハンガーの上で、なんとなく居場所をなくしてる感じ。あの薄暗いクローゼットの奥で、布がちょっと寂しそうに見えた日があって、それがけっこう刺さった。

だから最近は、リメイクに手を出す前に「この服、本当にわたしの生活に必要?」って自分に聞くようにしてる。

見分け方、というほど大げさなものじゃないけど、わたしがやってるのはこんな感じ。

まず、その服を着た日を3つ想像してみる。 通勤の日、休日に友達とカフェ行く日、一人で近所を散歩する日——どれかにハマるなら出番はある。3つとも「うーん……」ってなったら、たぶんそれは「かわいいけど着ない服」。かわいいと必要は、似てるようでけっこう遠い。

次に、今持ってる服と頭の中で並べてみる。 あのデニムと合う?あのスカートと重ねられる?組み合わせが2パターン以上浮かばないなら、クローゼットの中で孤立する未来がうっすら見える。

最後に、一晩寝かせる。 これがいちばん地味で、いちばん効く。翌朝まだ「やりたい」って思えたら、それはちゃんと気持ちが続いてる証拠。衝動って、一晩の睡眠に意外と弱いんだよね。

……とか言いつつ、先週もセールで買った古着のワンピースを前に「リメイクしたら絶対かわいいのに」って30分悩んで、結局そのまま棚に戻した。えらいでしょって言いたいけど、まだちょっと未練ある。笑

完璧にはできない。捨てられない日もあるし、余計に買っちゃう日もある。でも「一拍おく」っていう、たったそれだけの癖が、クローゼットの空気をちょっとだけ軽くしてくれてる気がする。

リメイクは手段であって、ゴールじゃない。本当に必要な一着を、自分の手でもっと好きにするための技術。そう思えたとき、ハサミを入れる手がほんの少しだけ丁寧になった気がしたんだよね。

誰かの正解じゃなくて、自分のクローゼットに聞く。答えはたぶん、もうそこにあるから。

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